ゴルフの話

【サークルスコアメイク】半径で考えるゴルフのスコアマネジメント

1月 2, 2021

スコアマネジメント

【サークルスコアメイク】はスコアアップに直結するスコアマネジメント

【サークルスコアメイク】はゴルフのスコアに直結するスコアマネジメントです。
コースマネジメントはコースによって変わりますが、のスコアマネジメントはどのコースでも変わりません

考え方はとても簡単。まずは概要を理解していただき、順に詳細を説明します。

【サークルスコアメイク】の考え方

カップからの半径だけを考える

カップからの半径を考え、その半径に入れていくことだけを考えてプレイするだけの簡単なマネジメントです。
円の中心は、常にカップです。

  1. まず、何cmのパターなら確実にカップインするか考える。仮に30cmとする。
  2. 次に、30cmの円に確実に入るのは何mか考える。仮に2mとする。
  3. 次に、2mの円に確実に入るのは何mか考える。仮に10mとする。
  4. 次に、10mの円に確実に入るのは何yか考える。仮に40yとする。
  5. 次に、40yの円に確実に入るのは何yか考える。仮に150yとする。

となると、残り150yからは、最低でも5打でカップインするのです。
全て、一つ前の円に入れることだけを考えてください。

上のイラストを元に、もう一度説明します。

  1. 紫の円に入ったら、青の円に入れることだけを考える
  2. 青の円に入ったら、黄色の円に入れることだけを考える
  3. 黄色の円に入ったら、オレンジの円に入れることだけを考える
  4. オレンジの円に入ったら、赤の円に入れることだけを考える
  5. 赤の円に入ったら、カップインすることだけを考える

スコアメイクはパターから

何cmのパターならカップインするか

まず考えることは、何cmのパターなら確実にカップインするか?です。
パターから考え始めて、延長線上にティーショットがあります。

もちろん考えるだけでなく、確実にそのパターを決められるように練習してください。

【サークルスコアメイク】において、各半径の大きさと数は人それぞれ違います。
また、レベルによって変わっていくものです。

一番リラックスできるショットは何か

小さな円ほど、確実なショットが求められます。
それは、ゴルフというものが、カップインを目的としているからです。

では、カップから1番遠い大きなショットはどうでしょうか?

実はドライバーが1番リラックスして打つことができるのです。
実際、ドライバーが1番ドキドキして気合が入ってしまうのですが。

【サークルスコアメイク】の半径を考える上で、300y以上の円を考えることは基本的にありません。ということは、自分の一番大きな半径に入れるまでは、リラックスして打てるということなのです。

一番得なショットは何か

ここまで読んでいただき、一番得なショットは分かりましたか?

答えは、ショートホールの1打目です。

先に説明した半径で言うと、もし150yのショートホールだった場合、150yは5番目の半径です。

ショートホールの場合、5番目の半径(150y)から、1打で2番目(2m)の半径に入ることも考えられます。

1つ前の円に入れることだけを考えても、ショートホールの場合は1打目でカップインもあり得るコースになるのです。

スコアアップのために考えること

半径を大きくしてスコアアップする

スコアアップを考える場合、まずはパターの円を大きくすることを考えましょう。

最初の半径が10cmであれば、次の半径は4mになることは難しいです。
しかし、最初の半径が30cmになると、次の半径を4mにすることができるようになります。
2番目の半径が4mになると、3番目の半径も大きくなります。

半径はレベルによって大きくしていくことができるのです。
半径が大きくなると、スコアが縮まっていくのが分かりますか?

半径を大きくしていくのは、もちろん小さな円からです。
1つ目の半径を大きくしたら、2つ目の半径は必然的に大きくなります。

コースや天候によって半径は変わるのか

どのコースでも考え方は同じです。
違うのは半径の大きさです。

苦手なコース、例えばグリーンが早いコースだと、最初の1,2番目の円は小さくなります。風が強い日も半径は小さくなります。

逆に、半径を大きくとれるコースは、自分に合うコースということです。

【サークルスコアメイク】から考えるゴルフの醍醐味

粛々と、円に入れていくことだけを考え、最後の半径でカップインするだけのことです。

仮に、1個大きい半径から入ったら、それだけで嬉しい
もし、2個大きい半径から入ったら、一日に一回あるかないかのボーナスなんです。

ゴルフって、そーゆースポーツなんですよね。

そもそも、スポーツは地味なもんです。地味の積み重ねで、一瞬派手な瞬間があるだけなのです。

バンカーや池などのハザードをどう考えるか

半径だけ考えた場合、ハザードに入ってスコアを落とすこともあると思います。

サークルスコアメイクにおいて、半径内にあるハザードに入ることは問題ありません

ハザードに入ってスコアを落とした場合、それは、次回の課題になるのです。

川久保プロのスコアマネジメント

僕の半径は4つ。カップの中心から
60cm→5m→35y→210yです。

550yのロングの場合、

1打目 280y飛んで、残り270y。
2打目 210yの円に入る
3打目 35yの円に入る
4打目 5mの円に入る
5打目 60cmの円に入る
6打目 カップイン

最低でもボギーであがることになります。
ただ、実際はバーディーかパーで上がっています。

では、どこでスコアを縮めているのか。
僕の場合は、2打目で210yの円に入れることを考えていても35yの円にはいることがあります。
また、35yの円からカップインすることもあります。

あくまでも、スコアを上げるために最低のノルマを課しながらショットしていると考えてください。

おわりに

【サークルスコアメイク】、理解いただけたでしょうか。

もしかしたら、無意識に半径を考えてスコアメイクされている方もいるかもしれません。
ただ、僕がレッスンさせて頂く中で、大半の方がこのようなスコアメイクができていないように思います。

初心者から上級者まで使えて、とても単純で分かりやすい考え方です。
ぜひみなさんも取り入れてみてください。

あくまでも考え方なので、基礎的な技術向上はレッスンや練習を欠かさずに行ってくださいね。

【サークルスコアメイク】をもっと詳しく知りたい方は『スウィングアーツ心斎橋』へ。

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