プレーファーストとは、ゴルフ場の決められた時間内で、スムーズかつスピーディーにプレーすることです。
目安は9ホールで2時間15分以内ですが、ゴルフ場によって多少異なります。
プレーファーストの反対は「スロープレイ」と言います。スロープレイとは、決められた時間を超えてプレイすることです。
今回は、プレーファーストのコツやスロープレイの原因を説明します。
中級者以上の方に質問です。「前の組と詰まっている」とは、どんな状態か分かりますか?
スロープレイの原因
打数やトラブルショットが多い
75でまわるプレイヤーと、120で回るプレイヤー、当たり前ですが120のプレイヤーの方が時間がかかります。打数が多いと時間がかかることを意識してください。
山の中に入ってボールを探す、山の中から打つ、など、トラブルショットも時間がかかります。
動きが遅い
1と2、どちらが動きが早いと思いますか?
- クラブをキャディバックに入れてからカートに乗る
- クラブを持ってカートに乗り、次のホールに着いてからキャディバックに入れる
- 歩いて移動する
- 急ぎ足で移動する
動きを早くする行動を心がけてください。
クラブ選択、カートの乗り降りに時間がかかる
セカンド以降に使うクラブは決まっています。残りの距離とコースレイアウトを確認し、何本か持ち歩くようにしてください。
また、カートに乗ったほうが時間がかかる場合があるので、乗る必要があるのか考えて行動してください。
プレーファーストのコツ
プレーファーストを意識する
プレーファーストを意識できていないゴルファーは残念ながら少なくはありません。
「スロープレイの原因」を確認し、自分に当てはまる部分があれば気を付けてプレイしてください。
自分の行動により、誰かを待たせていないか?と、意識するようにしてください。
同伴者が打っている間に静かに素振りをする
プレイをする中で素振りは必要です。ただ、自分の番になってから素振りをすると、待ち時間が発生します。素振りは同伴者が打っている間にできるので、静かに準備をしておきましょう。
どうしても自分の番になってからでしか素振りができない場合は、素振りは1回だけにするようにしましょう。たまに、5回も6回も素振りをする方がいますが、スロープレイの大きな原因になります。
前の組と詰まっている状態とは
これは、中級者以上での理解できていない方が多いので、説明します。
「前の組と詰まっている状態」というのは
- 全員がクラブを持ち、まだかなぁ、と待っている状態
- ミドル、ロングホールの場合、ティーショットに立った時にセカンドに前の組がいる
- ショートホールの場合、ティーショットに立った時にグリーンに前の組がいる
です。上記3つに当てはまらない場合は、まだプレーを早くすることが可能です。
スロープレイの問題点
スロープレイは、ゴルフ場や他のプレイヤーに迷惑のかかる行為です。
スロープレイは、一言でいえば営業妨害です。交通ルールと同様、年齢や性別、経験に関係なく、全員が守るべきルールです。
おわりに
車の運転も、免許取り立ての頃は緊張します。緊張しながらも無事故無違反を目指して運転しているはずです。
ゴルフも同じ。初心者の方は、時間内にプレイをすることに緊張や不安もあるかと思います。しかし、ルールは全員平等です。
まずは、1ホールずつ時間を確認しながらプレイすると良いでしょう。もし予定時間を超えた場合、次のホールはこのように行動してみよう、と意識し動くことが大切です。