子供にゴルフをさせたいけど、いつから始めたら良いのか分からない、と良く聞かれます。『スウィングアーツ心斎橋』では、5歳頃からジュニアレッスンを受けていただけます。
小さなお子さんの場合、ゴルフというスポーツを楽しんでもらうことを第一に考えます。そして、10歳前後で本格的なレッスンを開始します。
なぜ僕が、小学3年生頃から本格的なレッスンを始めるのか、その理由を詳しく説明します。体力のピークに合わせて、どのようなプランでレッスンをするのかもお話しします。
教える順番は、グリップ→アドレス→スイングです。どのように教えているのか内容も紹介しますので、お父さんお母さんが教える場合には、参考にしてみてください。
ゴルフのジュニアレッスンはいつから始めるのが良いか
僕の場合、小学3年生頃までは、本格的なレッスンは始めません。
3年生になるまでは、ゴルフの楽しさを教え、ゴルフを好きになってもらうことを第一に考えます。
では、なぜ小学3年生なのか。その理由は3つ。
- 体力がついてくる年齢になる
- グリップがしっかりと握れる手の大きさになる
- 指導内容が理解できるようになる
体力のピークを18歳~22歳と考えた場合、その年齢を目指してゴルフを完成させます。そうなると、あまり早すぎる時期にゴルフが完成する必要はなく、3年生頃が適齢期と考えます。
これは、早くて3年生であり、もう少し遅くなっていても問題ありません。
ジュニアレッスンでは最初に何を教えるのか
子供に最初に教えることはグリップとアドレス
グリップで教えることは握り方
握り方は大人と同じです。グリップ矯正クラブを使用することもあります。
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アドレスで教えることは2つ
アドレスは、姿勢を正しくすることと、ターゲットの方向を向くこと、2つあります。
姿勢は「先生の真似をしてみて」と言うとほとんどできています。僕が言っていることは
- 背筋を伸ばす
- 膝を曲げる
- 前傾になる
- 体重のバランスを真ん中にする
- ボールとの距離はクラブごとに合わせる
この5つです。
基本のスイングを身につけるために教えること
まずは僕のスイングを見てもらいます。その後、自由に振ってもらいます。グリップとアドレスが基本通りできているので、この時点で基本に近いスイングができるようになります。
スイングのレッスンで伝える内容は、3つ。
- 背骨を軸にして体を回転すること
- フィニッシュで3秒キープして止まること
- フェース面の向きを気を付けること
体幹を使う動きなので、「きつい!大変!」と、言うと思います。体がフラフラしていたら綺麗な回転ができないこと、フィニッシュでキープすることは窮屈であることを感じてもらいます。
フェースが開きやすいので、フェース面がどこを向いているか確認します。
ジュニアのパターレッスンは遊び感覚で楽しむことも大切
パターの練習は結果が分かりやすく、子供は好きな練習です。遊びやゲームのように、カップに向かってボールを打つことを楽しんでいます。
パターを教える時は、まずは好きにパターをしてもらいます。みんな、100%オーバーします。
ボール投げも、サッカーも、ボーリングも、途中で止めるスポーツはほとんどありません。決められた場所でボールを止めるイメージは大人でもあまりないですよね。
カップという決められた場所にボールを入れるのだと説明します。
次に、僕がお手本を見せます。50cmのパターを入れるために、こんなに小さな振り幅で良いのです、ということを見せると、ジュニアの子達はビックリします。
他のクラブとは違い、フルスイングをすることのないクラブであることを教えます。
自分たちでも小さな振り幅で打ってみて、カップに入ることを実感してもらいます。
ジュニアゴルファーが日常生活で気を付けること
ジュニアゴルファーの食生活
バランスの良い食事ができていたら大丈夫です。多少の好き嫌いはあっても良いので、極度な偏食にならないように気を付けてください。
もし野菜が苦手であれば栄養機能食品を取り入れても良いかと思います。
ジュニアゴルファーの運動
ジュニアの子達には、できれば毎日走るように伝えています。それは、鬼ごっこでも良いし、他のスポーツでも構いません。ゴルフは瞬発力も持久力も必要なので、ゴルフをするためには走れた方が良いです。
スタジオに来ているジュニアの生徒さんで、普段サッカーをしている男の子がいます。彼は、サッカーをしていることでパワーが付き、細かい動きをすることでインナーマッスルが鍛えられてきていると感じます。
他のスポーツをすることはゴルフにも良い影響を与えるので、好きな運動を取り入れてください。
ジュニアゴルファーの勉強
スタジオに来てくれるジュニアの生徒さん、タブレットを持ってきて空き時間に勉強をしている子がいます。たまに僕も使わせてもらうのですが、楽しく勉強ができるようで良いですね。
習い事をする場合、空き時間に効率的に勉強ができる方法を探してあげたら良いと思います。
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スポーツをするから勉強はしなくても良い、という時代ではありません。スポーツも勉強も両立できるようにサポートしてあげてください。
ジュニアゴルファーの英語力
僕はアメリカ留学の経験もありますが、国際的なスポーツなので英語力は必要です。
おわりに
子供にゴルフを教える際は、まずはグリップとアドレスです。とにかく、基本を大切にします。基本のグリップとアドレスができたら綺麗なスイングまではあと1歩。
子供は素直で吸収力があります。できれば最初はレッスンを受けると良いと思います。もしご自身で教える場合は、基本を忠実に教えてあげるようにしてください。
ゴルフはスポーツです。生活習慣、運動習慣が大切なので、親御さんもサポートしてあげてください。
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子供にゴルフをさせたい時に考えること
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