2021年全米プロゴルフ選手権で、50歳のミケルソン選手が優勝しました。最年長でのメジャー優勝で僕も感動しました。
ミケルソン選手はレフティ(左打ち)で活躍している数少ないトッププロです。
しかし、レフティはデメリットが多く、僕はあまりオススメしません。
僕がレッスンする場合、初心者の方がレフティだったら、右打ちでゴルフを始めることを勧めます。道具が少ないからという理由だけでなく、他にも理由もあるので説明します。
ゴルフは不器用でも良い部分があるから
ゴルフの動きは単調であり、器用にしすぎない方がスイングが安定します。
左打ちは器用に打てても、右打ちになると不器用な打ち方になります。利き手でないので仕方ないのですが、これは問題ないと考えています。
なぜなら、ゴルフは不器用でも良いからです。単調な動きを正確に繰り返しできる人が上達します。器用でない方の手を使うことで、動きが単調になり、安定したスイングにつながります。
僕は右打ちですが、左打ちもたまに練習します。
ゴルフは人との付き合いですることが多いから
ゴルフは大人の社交の場として使われることが多いスポーツです。右打ちのメンバーの中に左打ちが1人入ると、違和感を感じさせることがあります。
紳士的な方が多いスポーツなので、苦情を言われることはないと思いますが、レフティのプレーヤーによって流れが少し変わることは事実です。
右打ちの方がゴルフコースが簡単
右打ちで回ったほうがゴルフコースは簡単です。ゴルフコースの設計は右打ちを前提としています。ゴルフコースの面白さを感じるためにも、右打ちの方が有利です。
レフティは道具や練習場所が少ない
左打ち用のゴルフクラブは数が少なく、高額です。これは右打ちのゴルフ人口の方が圧倒的に多いので仕方のないことです。
僕のゴルフスタジオにも左打ち用クラブはありますが、数本しかありません。練習場所も、左打ち専用打席が決まっているところが多く、練習環境も右打ちの方が有利です。
スイングの真似をする対象が少ない
例えばタイガーウッズのようなスイングになりたい!と思っても、レフティは向きが違うので真似することが難しくなります。
本や動画なども、スイングの参考になるものはほとんどが右打ちになると思います。
全く違う発想になることで良い部分もありますが、右打ちの人の真似は、同じ向きの方が真似しやすいと思います。
おわりに
ゴルフはレフティにとってデメリットが多いスポーツです。初心者の方であれば、右打ちに変える方が長いゴルフ人生、有利になることが多いでしょう。
ただ、レフティは少ない分結束が強いように感じます。レフティだけのゴルフコンペ等もあり、それは楽しそうに思います。