タイトルを見て、「今日のラウンドのショットすら覚えていない」と感じたアマチュアの方も多いのではないでしょうか。
上達を目指すのであれば、最低1つ前のラウンドの全ショット言えるようになると良いです。理由は今から説明します。
僕は1ヶ月後でも、どのホール、何のクラブでどんなショットを打ったのか思い出せます。
なぜ上級者はスコアや使用したクラブを全て覚えているのか
一打ずつ考えながら打っているので、自然と記憶されているのではないかと考えます。
考えながら打つというのは、
- 地面の状況はどうか
- どのクラブで打つのが良いか
- 何ヤード飛ばして、どこに落とすか
- どんな球筋で打ちたいのか
などです。なので、時間が経っても、コースの状況と自分が選択したクラブを思い出せるのです。
どうやったらスコアを覚えられるのか
ラウンド中にできること
一打一打、考えて打つことが大切です。アマチュアの方で多いのは、使いたいクラブがカートにあるから持っているクラブで打っておこう、や、とりあえず気持ちよく当たるように振ってみよう、など、なんとなくで打っている方が多いと思います。
せっかく時間とお金を使ってラウンドに行っているのですから、
- どのクラブを使用するのか
- どんな球筋で打つのか
- どこに打つのか
など、自分で決めて打つようにすると良いでしょう。
自分で決めたこと、自分が選択したクラブは簡単には忘れないものです。
ラウンド後にできること
ラウンド後に、以下の内容を参考に反省会をしてみてください。紙に書き出しても良いし、寝る前に布団の中で思い出すだけでも大丈夫です。
初心者
- 各ホール自分が使用したクラブ
- 良かったショット
- 良くなかったショット
中級者以上
- 1ホールずつ、使用したクラブを全て
- 何ヤード飛ばそうとして、何ヤード飛んだのか
- どこを狙った結果、どこに落ちたのか
最初は思い出すのも難しいと思いますが、習慣づけることで、できるようになってきます。
なぜスコアを覚えていることが大切なのか
スコアを覚えるためには、考えてプレーする必要があります。
考えてプレーするということは、スコアメイクやコースメイクをしていることになります。
結果、ミスショットが多くスコアが悪くても、それは次のラウンドに必ずつながります。もしスコアが良ければ、またあの場面でこのクラブを使って、グリーンを狙っていこう!と自信につながります。
川久保プロ、3週間前のラウンドを思い出してみる
試しに、3週間前のラウンドについて思い出してみました。
3週間前に行った証拠はないのですが信じてください(笑)。
1月の末に、滋賀県にある「デイリー信楽カントリー倶楽部」に行きました。「柳生」「甲賀」「伊賀」の3コースがある雄大な自然に囲まれたコースです。
バックティは7000ヤード以上あり、長くて難易度が高いのですが、気に入って使わせていただいています。
使用したクラブだけではなく、その時の状況や、測定器で見た数値なども覚えています。
例えば
「柳生8番、測定器154y打ち上げ、8Iでピン奥3mにつける」
「伊賀1番、測定器191yアゲインスト、UTで右奥1.2mにつけ、バーディーパットを外す」
「伊賀5番、2打目測定器225yアゲインスト、スプーンでグリーン左まで運ぶ」
ど、詳細に思い出すことができます。
「柳生コース」
- D⇒7I⇒PW⇒P⇒P⇒P
- D⇒52⇒P
- D⇒5I⇒P⇒P
- 5I⇒52⇒P⇒P
- D⇒58⇒P⇒P
- D⇒PW⇒P⇒P
- 6I⇒池⇒58⇒P
- D⇒8I⇒P⇒P
- D⇒9I⇒7I⇒P⇒P
「伊賀コース」
- D⇒UT⇒P⇒P
- D⇒5I⇒8I⇒P⇒P
- D⇒8I⇒P⇒P
- 6I⇒P⇒P
- D⇒3W⇒52⇒P
- D⇒52⇒P
- 3W⇒5I⇒PW⇒P⇒P
- D⇒7I⇒P⇒P
- 5I⇒58⇒P
こんな感じで、ショットを思い出しながら、一人で反省会をします。
おわりに
スコアや使用したクラブを覚えていることは、スコアメイクができているということです。
もっとゴルフがうまくなりたいと思うのであれば、考えるゴルフを実践してみてください。
ラウンド後に、スコアやショットの話ができるようになると、上級者の方との会話にも入れるようになり、さらに楽しくなります。