タイガー・ウッズがゴルフで大切にしていることは、「クラブの芯にボールを当てること」と「バランス」だそうです。
では、どうやったらクラブの芯にボールを当てることができるのか。それは、小さなスイングで練習することが最重要なのです。
クラブの芯に当てることの大切さ
クラブの芯で当たる感覚がないとゴルフは上達しません。
芯で当てられるようになると、飛距離が伸び、打ちたい所に打てるようになります。
これは、ゴルフの基本だと考えてください。
芯に当てるためにはショートスイングの練習が必要
ショートスイングの練習をすることで、ボールに当てることが上手くなり、クラブの動きを把握できるようになります。
ショートスイングで正しいインパクトゾーンを身につけ、そこからスイングは大きくなるべきなのです。
インパクトゾーンとは、ボールが当たる前後、クラブの角度や向きが変わらず動き続けている所を言います。
フルスイングでインパクトゾーンを意識することは難しいのですが、ショートスイングは意識できます。
また、クラブヘッドがどう動いて真っ直ぐ飛んでいるのか分かるようになるので、打ちたいショットが打てるようになるのです。
ショートスイングの練習とその効果
ショートスイングの練習方法
ショートスイングは時計の振り子をイメージしてください。
- 振り幅は、8時から4時
- 手首は使わず、体の回転だけで
- 両肩とグリップの三角形をキープしたまま
- ゆっくりと打つ
練習で意識することは3つ。
- 手首は固定し体の回転でスイングすること
- 芯に当ててまっすぐ飛ばすこと
- どのように当たってるか考えること
両手で打てるようになったら、片手でもショートスイングの練習をしてみましょう。難しいので片手の場合は7時5時の振り幅で大丈夫です。
右手と左手で、苦手な部分が出てくるかと思います。また、どちらの手をメインで考えた方が打ちやすいかも分かるようになります。

ショートスイングの練習をしている人だけができること
ほんの一例ですが、ショートスイングの練習をしている人にしかできないことがあるので紹介します。
- 良いショットしている人の真似ができるようになる
- ボールの位置によって、高い/低い/フック/スライスなど打ちやすいポジションが分かるようになる
- トラブルショットで低く打ちたい時、どこにボールを置いたら低く飛ぶか分かるようになる
どうですか?こんなことができるって、魅力的ですよね。
芯に当たらなくてもゴルフはできる。しかし壁は超えられない
クラブの芯に当たってなくてもゴルフの形ができている人はいます。いつもフェースの先に当たっている、いつもハーフトップなど、芯に当てずに打ち続けている人がいるのです。
スコアも100を切ることもできます。しかし、どんなにがんばっても90を切ることができないのです。
例えば、ハーフトップで打っている場合、9番アイアンまでよく飛びます。しかし、8番アイアン以上の長さのクラブはハーフトップでは距離が出せなくなります。かろうじて、ティーアップしているドライバーだけ打てるだけです。
上達するためには、芯に当てることが大切であると理解してください。
GDOグループ運営の全米No.1ゴルフスクール【ゴルフテック】
ショートスイングの練習はスコアに直結する
ショートスイングの練習は、いわばアプローチの練習です。ショートゲームが強くなることはスコアに直結すると、みなさんも理解されているはずです。
8時から4時の振り幅で練習することで、その飛距離が分かるようになります。もし8時4時が15ヤードであれば、残り20ヤードの場面ではもう少し振り幅を大きくするだけのことなのです。
練習器具を使ったショートスイングの練習
グリップエンドが長いクラブはショートスイングの練習に最適です。
グリップエンドが長いことで、手が使えなくなり、体の回転でしか打てなくなります。グリップにラップの芯を付けたり、新聞紙を巻いて付けることで代用もできるので、ぜひ練習に取り入れてください。

-
-
練習器具を使ったハンドファーストの練習法
続きを見る
おわりに
正直、ショートスイングの練習はあまり面白くなく、フルスイングで打ちたくなります。
しかし、芯に当てることはゴルフの基本であり、芯に当てることができたらゴルフは本当に楽しくなります。
少しずつでも、ショートスイングの練習を取り入れて、ゴルフの楽しさを広げていってみてください。