今、どこのインドアゴルフスクールに行ってもシミュレーションゴルフがあります。では、シミュレーションゴルフをすることでゴルフは上達するのでしょうか。
答えは、間違いなく上達します。
僕がレッスンで使用して良いなと思う点や、シミュレーションゴルフを選ぶ基準をまとめました。
練習モード、打球場モードで上達できること
シミュレーションでアプローチの練習をする
シミュレーションを使った練習で一番のおススメはアプローチです。
練習モードにすると何ヤード飛んだか分かるので、一定の振り幅で打って安定した飛距離が出るか確認することができます。
また、アプローチでの球の打ち出し角度やヘッドスピードが安定すると、ショートゲームが上手くなります。
同じ場所からのアプローチ練習ができる設定もあり、バンカー越えのイメージで練習することもできます。
弾道や数値を目でみることでクラブを信頼できるようになる
シミュレーションは、球の弾道や数値が目に見て分かることが魅力です。
全クラブ、同じスイングで打ってみると、クラブによって高さや飛距離が違うことを画面を見て理解することができます。当たり前のようですが、実はこれは非常に大切です。
サンドウェッジは7番アイアンより球が高くあがる。PWより7番アイアンの方が何ヤード飛ぶ、と、数値や弾道の線を見て実感することで、クラブの性能をより把握することができます。
例えば、バンカーが苦手な方。高い球を打ってバンカーから出そうとして、すくってしまう方が多いのです。しかし、シミュレーションの画面で、サンドウェッジを普通に打ったら球は上がる、ということを実感できたら、すくい打ちはなくなります。
ラウンドモードは初心者にもオススメ
コース経験の浅い方ほど、実際のコースに行く前の準備として、シミュレーションのラウンドモードは役に立ちます。
残りの距離からどのクラブ選択か考えることや、次に狙っていく場所を考えることは、ラウンドで考えることと同じです。
シミュレーションゴルフにデメリットはあるのか
上級者ほど、バーチャルには限界を感じます。特に、アプローチはグリーンの速さによって変わるものです。実際のアプローチとは違うことは理解しておいてください。
また、あまり傾斜が大きかったり、バンカーの土手が高すぎる設定は進行がスムーズにいかなくなることもあります。
ただ、デメリット以上の魅力があり、上級者の方にもやはりシミュレーションゴルフは人気です。
レッスンでの利用方法
僕もシミュレーターを使用したレッスンをしています。レッスンで活躍している機能としては
- ボールの軌跡の確認
- ヘッドスピードやボールスピードの確認
- クラブごとの飛距離の確認
- 同じ番手のクラブの比較(特にドライバー)
数値ばかり見ているとスイングの修正が難しくなるので、レッスン前後にシミュレーションで数値や弾道を確認します。
そうすることで、レッスンによって上達していく過程が明確になり、モチベーションが上がります。また、個々の適正クラブを選ぶ際は各種数値を見ることで確認することができます。
自宅や会社でシミュレーションゴルフがしたい
自宅や会社の6畳間でシミュレーションゴルフができる方法があります。
シミュレーターで有名な「ゴルフランド」のシミュレーションゴルフは自宅での設置例も多く、スイングができる幅と高さがあれば設置可能です。
僕がレッスンでシミュレーターを使用していて、1番困るのはトラブル発生時です。
機械なので、設定が分からなかったり調子が悪くなることもあります。もし自宅や会社でシミュレーションゴルフを設置する場合は、設置後のメンテナンス体制は重要です。
ゴルフランドでは営業担当の方が導入後のサポートもしてくださるので、安心して利用することができます。
おわりに
シミュレーションの楽しさは僕も実感しており、レッスンの合間に生徒さんとラウンドを楽しんでいます。
もしも家にシミュレーションゴルフがあれば、なかなかゴルフ場に行けない奥さんと一緒にゴルフを楽しみたいなと思います。