最近ゴルフ練習場に導入されている「トップトレーサー・レンジ」について、川久保プロが体験をしてきました。
トップトレーサー・レンジとは、シミュレーションゴルフのような打ったボールを測定する弾道測定器です。打席に設置されたテレビ画面で、自分の打ったボールの弾道や飛距離などのデータが分かります。
1番気になるポイントは、飛距離などデータの精度が合っているのかどうか。実際に体験して感じたことをお伝えします。
今回は、大阪の井高野ゴルフセンターで体験してきました。追加料金なしで利用できることにビックリしました。
2022年10月更新
精度再確認。飛距離について追記

トップトレーサー・レンジの精度は

データを確認中。数値の精度は合っていると思います!
各数値の精度は合っていると感じました。自分で見た球に対して、トップトレーサーの数値は納得できるものでした。特に、7番アイアン以下のクラブはネットに当たらず落ちた球が止まるまで目視できる状況なので、より納得できました。僕は練習モード「フリー計測」を使用し、計測される9つの値を確認しました。
- 総飛距離
- キャリー
- フラットキャリー(打球場2階以上の時に参考に)
- ボール速度
- 打ち出し角度
- 曲がり幅
- 高さ
- 滞空時間
- 着地角度
ドライバーなど、ネットに当たるクラブに関しても、自分が想定した通りでした。地面に落ちる所は確認はできませんが、今まで様々な測定器で測ったとおりの数値でした。
ただ、ドライバーは特にバックスピン量が大切なので、バックスピン量が分からないのは少し残念でもあります。
【追記】飛距離の誤差を感じた理由
2022年10月再度使用したのですが、飛距離が実際より少ないと感じました。単純に飛距離が落ちたのかとも思いましたが、ボール初速は前回より速かったので、不思議です。
ドライバーと7番アイアンは、前回と比較したところ、初速に比べて飛距離が少なくなっていました。
ドライバー
7番アイアン
僕は9番アイアンが得意なのですが、9番アイアンの数値はピッタリでした。トップトレーサーが正しく判断する球筋と、しない球筋があるのだと思います。
実際、練習場ボールは飛んでも本球では飛ばない、練習場ボールは飛ばなくても本球は飛ぶ、など人によって違いがあります。なので、あまりトップトレーサーの数値にこだわりすぎなくても良いと思います。
毎日1分レッスン動画公開中。
トップトレーサー・レンジの有効な使い方
練習で利用する場合は、番手ごとの距離の違いを確認することが、有効な使い方だと思います。
思い通りに打てているけど、距離の差がないクラブは、必要のないクラブの可能性があります。また、距離のイメージが違う、思った距離に飛ばないクラブも、見直しても良いかもしれません。
「フリー計測」モードか、「クラブ別計測」モードがオススメです。
なお、アプリ登録せずに、ゲストでログインすることもできます。僕はアプリ登録したのですが、イマイチ使いこなせなかったので、また次回の課題とします。
トップトレーサー・レンジの楽しみ方
ゲームモードには6つのゲーム機能がありました。僕は、ゴーフィッシュというゲームをしました。魚が泳いでいる場所にアプローチをして魚を捕まえるゲームです。魚が動いている的に当てると大きな魚が釣れるのですが、外れると空き缶が釣れたりします。
特にジュニアは、短い距離の練習はフルスイングに比べて楽しく感じていないので、遊びながら練習できるのが良いと思います。
実際にジュニアの生徒さんにゴーフィッシュを体験してもらったのですが、距離や方向を意識して、集中してアプローチをしていました。
トップトレーサー・レンジは、少人数の利用が楽しめると感じました。他にもゲームがたくさんあるので、また行きたいと思います。
- ニアピン
- ドラコン
- バーチャルゴルフ
- ポイントゲーム
- アプローチチャレンジ
- ゴーフィッシュ

アプローチ練習が楽しくなるゲームです!
おわりに
最近は、性能の良い弾道測定器が手軽に利用できるようになってきました。
ゴルフの上達のためにも、ゴルフを楽しむためにも、どんどん利用していくと良いと思います。
もし近所にトップトレーサー・レンジを利用できる練習場があれば、一度体験してみてください。