番手の間の距離を打つ時、どうしたら良いのか?という質問をよく受けます。
僕は「間の距離を打つのではなく、番手の距離通りに打つように」とアドバイスします。
結果、狙う距離より大きかったり小さかったりするのですが、スコアは良くなることが多いのです。
その理由は、今から説明します。
番手の間の距離は打とうと思わなくて良い
僕は、番手の間の距離はその距離を狙って打たなくても良い、とアドバイスをします。
例として、ピンまで残り150ヤード。7番アイアンは155ヤード、8番アイアンが145ヤードの人の場合を考えます。
よく言われるのが、7番アイアン(大きい方のクラブ)で、柔らかく打つように、や、スイングを少し小さくして打つ、などです。
しかし、シングルを目指す上級者の方でも、加減して打つことは難しいことです。
番手間の距離を打とうとして「これなら普通に打ったら良かった」と思うことはよくあります。考えた結果、それができずにミスをすることほど悲しいことはありません。
もし番手の間の距離を打つ場面になっても、間の距離を狙う必要はありません。短くても長くても、自分の距離通り打つことを考えてください。
「ちょうどの距離しか打たない」と決めてラウンドをする
各クラブのちょうどの距離しか打たないラウンドをしてみてください。僕は3ラウンドに1回はこのように考えてラウンドします。このメリットは
- 考えることが減る
- 1つ1つのショットが集中できる
- パターに集中できる
- 結果スコアが良くなる
ラウンドをしていたら、必ず番手の間の距離を狙う場面は出てきます。しかし、その距離は狙わず、自分の飛距離だけを打っていってください。
大きい番手を打つのか、小さい番手を打つのかは、その時の状況で決めたら良いことです。
自分の飛距離しか打たないラウンドをすることで、必ず自分の課題が見えてきます。ぜひ一度実践してみてください。
少し話は変わりますが、グリーンはセンターを狙う、と決めても良い結果になることが多いのでオススメです。センターを狙うことでグリーンからこぼれることが減るので、ボギーを回避することにもつながります。
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川久保プロは番手間の距離をどうするのか
僕の場合ですが、番手通りの距離しか打たないこともありますが、もちろん、間の距離をコントロールして打つラウンドもあります。
距離をコントロールして打つ時は、大きい番手でコンパクトに打ったり、スライスで打ったりしています。基本的に、スイングのスピードは変えないようにしています。
若い時に比べて、加減して打つと思った以上に距離が落ちすぎてしまうようになったので、あまり加減して打たないようしています。
おわりに
番手間の距離で悩むシーンはよくあります。そして、加減をしたり、いつもより飛ばそうとしてミスショットになってしまうのです。
9割以上の方は、自分の飛距離通りのラウンドをしたことがないと思います。まずはきっちり距離を打つことを考えてラウンドすることが大切です。
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シングルやクラブチャンピオンを目指すための準備
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