学生時代にスポーツに打ち込んできた場合、いざ就職を考えても自分に何ができるのか分からないという学生は多いと思います。ゴルフ部出身学生だけでなく、体育会系出身者に共通する悩みだと思います。
部活動に時間を取られ、就職活動の時間がとれない。また、就活の開始時期が周囲の学生よりも遅くなってしまうことも不安の1つだと思います。
しかし、スポーツをしてきたアスリートにしかない強みはたくさんあります。その強みは、まさに企業が欲しいと思う人材でもあります。
体育会系出身者が就職で生かせる強み、アピールの仕方について、僕の経験をふまえてお話しします。
こんな方におすすめ
- ゴルフ部出身で就職をしたい人
- ゴルフ部出身で転職をしたい人
- 体育会系出身で就職をしたい人
ゴルフ部出身は就職に有利なのか
ゴルフ部出身だから、体育会系出身者だから就職に有利なわけではないと思います。
スポーツに打ち込んできたことで得られる人間性が有利になるのだと思います。スポーツに打ち込んできた経験は、どうしたら就職に生かせるのか、今回は僕の経験もふまえてお話ししたいと思います。
ゴルフ部出身の学生はどこに就職するのか
ゴルフ場などゴルフ関係の職場
僕の時代(25年前)で一番多かったのは、ゴルフ場での勤務でした。ゴルフに関わる仕事をしたい場合、ゴルフ場で働くという選択もあります。
ゴルフ場の仕事は、接客やコースのメンテナンス、レストランでの勤務などがあります。
僕はゴルフ場に所属していた際に、グリーンの管理などコースメンテナンスを経験しました。どのようにコースが維持されているのか、コースの維持にどれほどお金と手間がかかるのかを知ることは、とても良い経験でした。
ゴルフ場は求人を出していない所もありますが、自分で交渉することも可能です。
他にも、ゴルフ用品の開発や営業は、自分の経験を役立てることができます。
経営者となり自分で事業を営む
やりたいことがある場合、経営者となるのも良いでしょう。僕はこの道を選びました。ただ、何の保証もない世界なので覚悟は必要です。
起業を考える場合、ビジネススクールで学ぶことをオススメします。僕は経営のことを知らずに正直苦労しました。大学生のための企業の学校では、半年間のプログラムで経営スキルを体得することができます。
「WILLFU STARTUP ACADEMY」は、大学生が起業を学ぶビジネススクール

一般企業への就職
今の主流は、他の学生と同様に就職活動をし、一般企業へ就職することです。ただ、部活動に時間を取られ、就職活動に時間を使えないことが問題です。
また、1つのことだけに打ち込んできたので、ゴルフ以外に自分には何ができるのか、と悩む学生が多いと感じます。
企業への就職について、自分の強みをどう生かすのか、どのように就職活動をするのか、これから詳しくお話しします。
ゴルフ部出身者が就職活動で不安なこと
ゴルフに関係する仕事しかできないのではないか
スポーツをしてきた学生は、いざ就職すると考えても、知識や交友関係の狭さに不安を感じます。
ゴルフ部出身であればゴルフのことしか知らない。生活の拠点はゴルフ場や練習場だったと思います。しかし、ゴルフに打ち込んできた経験はゴルフ業界だけでなく、一般企業でも生かすことができます。
ゴルフ部出身の強み、その生かし方もこれからお話しします。
専門的な勉強をしていないことは不利になるのか
専門職に就く場合は、専門的な勉強が必要です。しかし、多くの企業は就職後の研修制度があったり、努力次第で学生時代に専門的な勉強をしていた方に追いつくことはできます。
勉強してこなかったことが不利になるのかと不安になるより、今の自分にできることは何かを考えて行動することが大切だと思います。
あと、個人的な意見ですが、やりたい勉強があれば、今から始めても良いと思います。
ゴルフ部出身者の強みと企業が求める人材
ゴルフ部出身者の強みとは何か。また、企業が求める人材はどのようなものか
ゴルフ部出身者の強み
- ルールやマナーを守った行動ができる
- ゴルフの試合で培ったメンタル力がある
- 課題の分析力、計画力がある
- 上下関係の厳しい環境で培ったチームワークや協調性がある
- 体が強く健康である
- 苦しい状況を乗り越える力がある
企業が必要とする力
- 目標達成能力が高い
- 決断力がある
- 行動力がある
- 協調性がある
- 問題解決能力が高い
ゴルフ部出身者の強みは、まさに企業が求めるものです。
しかし、強みがあるにもかかわらず、その強みをアピールしきれない学生がほとんどです。その強みをどうやったら生かせるのか。そこはプロの力を借りるのが良いでしょう。
ゴルフでコーチにレッスンを受けていたのと同じように、就職にも就職のプロがいます。
スポーツ関係の就職支援をしているアスリートエージェンシーは、体育会系出身者の就職支援NO.1であり、就職内定率は86%という実績のある会社です。
プロの就職アドバイザーが、アスリート人材にしかできない自己PRや強みの伝え方など、フォローしてくれます。
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ゴルフ部出身者が就職後に生かしてほしいこと
経営者にはゴルフをしている方が多く、ゴルフの営業に呼ばれることも多いと思います。これは、上手にプレーすることが求められるわけではありません。ゴルファーとしてルールとマナーに精通している、紳士であることが営業として求められる部分だと思います。
真面目にゴルフに取り組んできた経験を生かしてください。
注意してほしいのは、ゴルフに呼ばれたからと言って、仕事の評価が上がったわけではありません。仕事に対する姿勢は変えずに取り組んでいってください。
会社でのゴルフコンペなど、積極的に幹事を引き受けても良いですね。
川久保プロの就職活動について
僕は高校までサッカーに打ち込み、高校卒業後ゴルフ場に研修生として就職しました。そこからはゴルフ留学をしたりゴルフ場に所属したり、ゴルフだけをして過ごしていました。
22歳の時に、両親と進路について話をする機会がありました。親も現役で働いていたこともあり、今から大学に行くのも良いのではないか、と提案してもらえました。ただ、その時は早く就職した方が良いのではないかと思い、大学に通うことはあまり考えていませんでした。今思うと、26歳で大学を卒業し、それから就職するのもありだったと思います。
悩んだ結果、個人店主として進んでいくことにしました。理由としては、まだゴルフを続けたかった、というのが本音です。レッスンをしながらゴルフをのんびりとしていたかったのです。
社会人となり、スポーツで培った強みを生かして仕事をしてきました。そのおかげか、ありがたいことに、僕の周りには助けてくれる方々がたくさんいます。対人関係や仕事に取り組む姿勢は、スポーツに打ち込んだ経験を生かすことができていると感じます。
就職するかツアープロを目指すか悩んでいる方へ
同年代の友達は就職をしているけど、自分としてはまだゴルフがしたい!と考えている学生の方へ。
僕の意見ですが、とことんゴルフを続けても良いと思います。好きなことを突き詰めた先に、やりたい仕事が見つかることもあると思います。
試合に出るために、生活をするためにお金も必要だと思います。それは、レッスンをして稼いでいくこともできます。インドアスクールなどでバイトをするのも良いでしょう。勤務日数を調整してもらえるか聞いてみても良いと思います。
何をするにも、自分がどうしたいのか、それに向けてどれだけ積極的に行動ができるのか、とても大切です。
おわりに
1つのスポーツに打ち込んできた学生のみなさん、トッププロを目指してきた方も多いと思います。トップに行くことはできなくても、社会に出てからみなさんにしかできないことがたくさんあると思います。
スポーツで培ったメンタルや体力は、仕事をする上であなたの武器になります。
みなさんの強みを生かし、社会人としてさらに充実した日々が過ごせることを願っています。